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声明-四月革命62周年 在日韓国人青年声明
2022-4-19
今日、私たちは民族史に燦然と輝く四月革命から62周年を迎えた。
2022年現在、祖国の自主と平和、そして統一を巡る状況は深刻な危機に瀕している。去る3月9日に行われた第20代韓国大統領選挙では史上稀に見る僅差で「国民の力」尹錫悦候補が当選した。「不平等社会の打破」「積弊清算」を掲げたキャンドル革命は、歴史的な市民革命の勝利からたった5年で政権交代を許す結果となってしまった。
尹錫悦当選人は選挙期間中に「滅共」アピールや朝鮮への先制打撃を主張するなど、南北関係において反統一的・好戦的な本性を全面に押し出していた。また徐旭国防部長官も朝鮮への先制打撃に言及するなど、文在寅政権下で実現した南北対話の成果は風前の灯火となっている。朝鮮政府は徐旭長官発言を厳しく非難しながらも「戦ってはならない民族同士」と強調し、戦争の意志がないことを示した。しかし現状は、偶発的な事故が起きれば全面戦争に突入しかねない緊張状態がしばらく継続するものと考えられる。これらの対立局面は韓国が建国以来抱えている歴史的な構造が原因であり、戦争の危機を回避するためにも社会の根本的な改革が今再び求められている。
韓国のすべての闘いの原点は四月革命にある。日帝植民地支配から解放された祖国は支配力の維持を図った米国の手によって人為的に分断させられた。李承晩政権はその米国の援助を受けて誕生し、朝鮮戦争に乗じて軍事統帥権を米国に明け渡したことをはじめ、米国の傀儡(かいらい)政権として民衆の生命を脅かす独裁政治を敷いた。度を超える不正選挙で自らに権力を集中させたことや、対立する政治家にスパイ容疑をでっち上げ処刑するなど、民主主義の根本を踏みにじる暴挙が横行していた。
「生きられない!変えよう!」殺人も厭わない独裁政治に韓国全土が立ち上がった四月革命は、多くの血が流れる中で大統領を下野にまで追い込んだ。その後、米国の後押しを背景に5.16クーデターで権力を奪い取った朴正煕軍事独裁政権は、反共の旗のもとに四月革命の成果を軍靴で踏みにじり、再び独裁の時代が訪れた。しかし、四月革命の正義の戦いと勝利は海を越え私たち在日同胞に大きな希望を与え、その成果として韓青が誕生し四月革命精神を海外においても継承・発展させている。
尹錫悦政権発足を間近に控える今日、四月革命精神を継承する私たちは闘争心を再び燃え上がらせている。選挙期間中に進歩党をはじめ労働者や青年学生が主張したように、韓国社会の次なる課題は「政権交代ではなく体制交代」の実現である。巨大政党や司法権力、外勢の都合で振り回される建国以来の歴史的構造を打破し、民衆が国家の意思を決める大韓民国に生まれ変わることが、今日における四月革命の完遂だと言える。
また、軍事的緊張をもたらし米国依存を深めるだけの韓米合同軍事演習は「百害あって一利なし」の行為であり、尹錫悦次期大統領が言及している機動訓練の再開などはもっての他である。仮に尹錫悦政権下で韓米機動訓練の再開や韓米日合同軍事演習が実施されようものなら、全民衆的な反対闘争に直面することは避けられないだろう。尹錫悦次期大統領が夢見る親米・親日的な国家運営、公安弾圧吹き荒れる検察共和国の展望は民衆の糾弾によって必ず頓挫するということを強く警告する。
私たちは四月革命精神を継承する在日韓国人青年として、朝鮮半島の平和と韓国の民主主義の後退を決して容認しない韓国民衆、国内青年学生と固く連帯し闘っていくことを決意する。
2022年4月19日
在日韓国青年同盟
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