声明-内乱首魁尹錫悦は今すぐ退陣しろ!

2024-12-4

12月3日午後10時25分、尹錫悦が非常戒厳令を宣布した。政権与党にすら通達していない、誰も予想できない事態だった。戒厳司令部が戒厳司令部布告を発表し、戒厳軍が国家を統制することを宣告した。45年ぶりの非常戒厳令によって光州民衆抗争のような悲劇が再現される最悪の事態まで考えられた。

しかし1987年までに多くの犠牲を払って民主化を勝ち取った市民は、汝矣島国会前に結集し非常戒厳令に決死で抵抗した。妨害する警察を押し留め議員に国会の塀を越えさせ、国会に侵入する軍人を撮影してさらなる結集を呼び掛け、声を上げて非常戒厳令に反対した。野党も迅速に対応し、解除要求決議案を可決することで非常戒厳令を無効化した。市民と野党の抵抗により、結局尹錫悦はたった6時間で非常戒厳令を解除せざるを得なくなった。国会議事堂の施設が破損したものの市民の血が流れる事態にはならなかった。

今回の事態は尹錫悦の独断と専横、無能・無責任を満天下に晒した。尹錫悦は戒厳宣布会見の中で「野党が国政を麻痺させ、自由大韓民国の憲政秩序を踏みにじり、内乱を企てる明白な反国家行為を行っている」と述べた。しかし現実は尹錫悦が起こした事態こそが国政を麻痺させ、憲政秩序を踏みにじった内乱であり反国家行為であった。警察を動員して議員を国会に入れないようにさせ、軍を動員して国会議事堂の制圧を試みたことは明白な違法行為、内乱罪である。そもそも今回の非常戒厳令宣布自体が法的な手続きを踏んでいない違法・違憲行為であり、憲法が規定した戒厳理由にも該当していない。

また戒厳司令部が出した布告令では「国会と地方議会、政党活動、集会デモなど一切の政治活動を禁じる」「自由民主主義体制を否定したり転覆を企てる行為やフェイクニュース、世論操作を禁じる」としたが、これらは「自由大韓民国」という尹錫悦個人の思想で国家を支配しようとする、民主主義から最も遠く最も下劣な行為と言う他ない。主権者たる国民に牙をむき、違法な非常戒厳令に従った軍や警察も今後厳しく処罰されるだろう。

「反国家勢力を撲滅する」と謳った尹錫悦はこの日、内乱首魁という文字通りの反国家勢力へと転落した。韓国現代史はこの日を「史上最も愚かな為政者が史上最も愚かな判断をした日」と記憶するだろう。今回の事態によって国内の弾劾要求はますます高まり、退陣のその日まで全国各地でデモが止むことはないだろう。クーデターに失敗した尹錫悦に残された道は退陣しかない。私たち在日韓国青年同盟は国内の尹錫悦退陣運動と連帯し、日本の地から政権退陣の声を高くあげ尹錫悦退陣のために全力を尽くす。

2024年12月4日
在日韓国青年同盟

 

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