「炭疽菌を追放しよう!」「細菌部隊を追放しよう!」「責任者を拘束しろ!」
ソウル龍山区にある駐韓米軍基地前に集まった大学生らは、抗議書簡を受け取らない駐韓米軍司令部に向かって、糾弾の声を高めた。特に基地を向けて浴びせた『防疫パフォーマンス』が行われるや、参加者からは歓声が上がった。
『戦争反対・平和実現国民行動』(以下、国民行動)は14日午後2時、龍山戦争記念館の前で、『炭疽菌不法搬入・実験糾弾! 朝鮮半島THAAD配置阻止! 自主平和大会』を主催し、行進した後駐韓米軍に抗議書簡伝達を試みた。
ハン・チュンモク国民行動共同代表は炭疽菌搬入について、「国連条約でも犯罪であり、国際法からも逸脱しており、国内法にも反する。」 「オバマ大統領は韓国国民に謝罪しなければならないのではないか。駐韓米軍司令官は引責辞職しなければならないのではないか。」と責任者処罰を求めた。
また、「二人の女子中学生を轢き殺しても無罪放免された米軍が、『炭疽菌を無断で持ち込んだくらいで』と思っているなら、私たち5千万国民をあまりにも軽視している。」 「再発防止計画を必ず実行させる。」と釘を刺した。
また、THHAD(高高度ミサイル防衛システム)配置の推進について、「これは米国が中国封鎖のため軍事戦略的に推進したことは、私たち皆が知っている。」 「仮に韓米日軍事同盟と中国・ロシア・北朝鮮の軍事同盟が激突すれば、すなわち私たちの国が戦場になることを意味する。」と米国の軍事進出を批判した。
司会を務めたキム・ウンジン韓国進歩連帯執行委員長は、「右に見えるあの塀の向こう側に基地内の病院施設がある。まさにそこに細菌施設が存在しており、今も細菌実験が進められている。」と解説した。
「大韓民国ソウルのど真ん中で細菌実験が行われているにもかかわらず、韓国政府は知らなかったと弁明している。」 「事大主義・屈辱外交で全てのことから目を背けようとする朴槿恵政権への糾弾も、私たちは最後まで貫徹する。」と決意を述べた。
大会を終えた1000人を超える参加者は米軍基地前まで行進し、駐韓米軍司令官宛ての抗議書簡を伝達しようとしたが米軍が受領を拒否し、大学生らが米軍基地を警護する警官隊ともみ合いになった。
警察に阻止された大学生が座り込み闘争をしている中、防疫機械が二台登場し基地に向かって白煙を発射するや、参加者から歓声が響いた。
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