11月26日、ソウル光化門一帯に150万人、釜山・光州など地方に40万人、全国190万人が集まった史上最大規模のキャンドル集会、「朴槿恵即刻退陣のための第5次汎国民大会」が開催された。
史上初となる週末に100万人を超える3週目の大規模都心デモで市民は強く、繰り返し「朴槿恵即刻退陣」を叫んだ。午前中から降りだした初雪で気温は冷え込み、道路は溶けた雪で濡れるなど悪条件であったが、市民は嫌な顔一つ見せず光化門に集まった。
本大会は、ソウル大学病院労組パクチュンドゥッ分会長とカトリック人権委員会キムドッチン事務局長(朴槿恵政権退陣緊急国民行動)二人の司会で進行された。はじめにチョンヒョングァン詩人の散文集「私はここにいます」を引用してセウォル号惨事の痛みを表現した音楽作品と、有名ミュージカル「レ・ミゼラブル」の代表曲を披露した文化公演で始まり、参加市民の喝采を受けた。
全南から来た高校生2人がステージに上がり、「国民が託した大統領権限を民間人である友人の手に明け渡した朴槿恵氏を、大統領として認める国民はいないだろう。」とし、「庶民とは手もつなぎたくないお姫様が、どうすれば民心を代弁できるのか。」と発言し、市民から大きな喝采を受けた。
韓国女性団体総連合パクチャオッキョン事務局長はスピーチで、「大統領だけでなく共犯者である財閥が被害者を装っており、少なくともこの事態を幇助したメディアを含め、誰一人反省する人が一人もいない国になってしまった。」と指摘した。
「朴槿恵政権退陣全国大学生時局会議」の共同代表である東国大アンドゥレ総学生会長は、前日に大統領府から200メートル離れた場所まで大学生が総決起行進をしたが警察が騒音測定を口実に集会を妨害したことを紹介し、「世の中に線を引き、騒ぎを助長したのは他でもない朴槿恵政権自身だ。」と批判した。
前日トラクターと農業機械を運転してソウル入りしようとし、警察との衝突で38人が連行された全国農民会総連盟を代表してキム・ヨンホ議長が発言し、「現在、全琫準闘争団が平沢に留まっているが、再始動をかけ青瓦台進撃を試みる。」と明らかにし市民の拍手を受けた。
金議長は「邪悪な朴槿恵政権の退陣はキャンドルだけでは達成されないようだ。」とし、「来たる30日、民主労総が先導する全面ストライキに農民は農業機械を持って出るので、市民は各自の職場で作業する手を置き、店は一斉に閉じ、学生は同盟休講で力を合わせ、全民衆的抗争で勝利を迎えよう!」と明らかにした。
民主労総チェジョンジン委員長職務代行は、「追われ追い出された人々のために戦ったという理由で投獄されている民主労総ハンサンギュン委員長を忘れないでいてほしい。」と訴え、「私たちが退陣させようとしているのは朴槿恵個人ではなく朴槿恵システムであり、そのために民主労総は30日ゼネストに突入する。」と明らかにした。
チェ職務代行は民主労総のストライキに合わせて市民は作業の手を止めて不服従運動を展開し、露天商や個人商工人は店を閉じ、学生は教室や図書館から出て路上に出てほしいと訴えた。「11月30日を全国民ストライキで朴槿恵政権を終わらた日、と歴史に記録されるようがんばりましょう。」と気勢を上げた。
午後4時から20万の人波が清雲洞、孝子洞、三清洞の4本の道に沿って鍾路一帯から大統領府に向かう1回目の行進を始め、景福宮駅から青雲孝子洞住民センター、東十字閣から三清洞まで青瓦台を取り囲む人間の鎖を展開した。
第5次汎国民大会は光化門北側広場に本舞台を設けて、午後6時から8時まで2時間進行された。午後8時ちょうどには一斉にろうそくを消し1分後に点灯する国民抵抗運動を披露し、「闇は光に勝つことができない」というスローガンの下、今後日常的に抵抗運動を繰り広げることを予告した。大会を終えた市民は再び大統領府に向かう行進を始めた。
退陣行動は夜11時から夜1時まで「下野が輝く夜に」という名の一泊二日のプログラムを進行し、市民の自由公演と自由発言で継続「市民フィリバター」、「朴槿恵退陣クイズ」、そして光化門広場のあちこちで早朝始発を待っている市民と1泊2日の闘争を行った。
出典:統一ニュース
原文:http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=118936
翻訳・編集:在日韓国青年同盟
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