12月7日の午後3時、光化門と青瓦台(大統領府)近くで「獄中7年目!釈放こそが正義だ!李石基議員釈放大会(以下、釈放大会)」が開催された。
釈放大会は市民社会団体69団体の共同主催の下、市民2万人が全国各地から参加。「釈放こそが正義だ。李石基議員釈放しろ!」のスローガンを叫び、光化門広場で青瓦台まで行進した。
これに先立って午後2時からパレードが行われ、ソウル駅、独立門、乙支路、鍾路の4方向から出発したパレード隊が打楽器を打ち鳴らしながらソウル市内を行進し、3時に光化門広場に結集した。
青瓦台前で開かれた釈放大会では、「李石基議員釈放」を願ってピアノ50台、ギター100台、ハーモニカ100個、オカリナ100個、ウクレレ100個による450人合奏団の公演が行われた。
パレードの様子
450人合奏団の様子
獄中からの手紙「あなたこそが未来です」
釈放大会の初めに、獄中の李石基議員から送られてきた手紙が朗読された。
李石基議員は手紙の中で「来たる2020年代は、私たちが“自主”を実現する時代になると思われます。今、私たちが直面している問題、例えば韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)や防衛費(駐韓米軍)分担金、対北朝鮮制裁で行き詰っている平和協力のような問題は、韓国社会の根本的な問題とつながっています。米・中という大国が衝突する時代に、私たちはどのような戦略で臨むべきかとの質問が投げかけられています。このような問題の解決策、質問への答えは一つです。自主です。」と強調した。
「未来は遠く離れているものではありません。冬に打ち勝ち、春を作る人々が今この広場に集まっているように、自主・平等・平和の時代を切り拓く皆さんの力が団結すれば、民衆の未来はいつの間にか目の前にあるでしょう。過去と未来の戦いでは、必ず未来が勝利します。今日集まられた仲間がいる限り、私たちが夢見る未来は現実になります。あなたこそが未来であり、皆さんこそが春です。やがて来る春に、熱い心で会いましょう」と希望に満ちたメッセージを送った。
プラカードを持参する参加者
「キャンドル精神と民主主義を前進させよ」
続いて建国大法科大学院ハン・サンフィ教授と、市民社会団体“連帯会議”のイ・テホ運営委員長が舞台に上がり、李石基議員の釈放を要求した。
ハン・サンフィ教授は、「民主主義社会ではまったく有り得ない捜査と裁判で彼は牢獄に閉じ込められ、統合進歩党解散にまで結びつけられた。そんな国政壟断の残滓は今でも残っているし、前政権の誤ちを今すぐ正さなければならない。それキャンドル精神回復の初めの一歩だ。」と声を高めた。
イ・テホ運営委員長は、「国連人権宣言には信念の自由、政治活動の自由がある。これが人権の第1原則である。思想が違いを理由に李石基議員を閉じ込めるならば、キャンドル精神と民主主義は前進することができない。」と強調した。
民衆党イ・サンギュ常任共同代表が決議文を通じて、「数千数万の李石基による力強い行進を、誰も止めることはできない」「民衆の友、李石基議員と共に新たな百年を、自主の政治家李石基議員と共に新しい千年を作っていこう」と主張した。
ラストは450人合奏団に合わせて2万の参加者がアン・チファンの『人が花より美しい』を合唱し、釈放大会は終了した。
この日の大会に先立って李石基議員が服役している大田刑務所前で「獄中7年目!李石基議員を釈放せよ!大田刑務所決意大会」が2千人規模で開催された。また釈放大会に際して、各界の李石基議員釈放嘆願書が青瓦台に伝達された。来週にも社会元老たちによる2次嘆願書の提出と、14日(土)に青瓦台前での釈放大会が予定されている。
釈放大会の様子
パレードに参加する韓国の青年
元記事URL:http://www.jajusibo.com/48237(自主時報)
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