南北海外の政党・団体・個別人士が中国瀋陽で11月30日と12月1日の2日間にわたって実務接触を開き、「祖国の平和と統一、南北関係発展のための全民族大会」(略称:平和統一民族大会)を開催することに合意した、と共同報道文を通じて発表された。
(全文、記事下部に掲載)
実務接触を終えた6.15南側委員会イ・スンファン共同代表は電話インタビューで、「来年3.1節前後に開催することで協議したが、南側の政治状況があまりにも不透明で日程を確定させるのが難しい状況」と述べ、「場所は平壌や金剛山あるいは開城といった北側で開催することにし、状況を見てながら決定していく。」と明らかにした。
これに先立って10月6~7日に開催された南北海外共同討論会では、来年3.1節までの開催を目標に推進していくと協議した経緯があり、南北関係が改善されれば南北のどちらかで、不可能な場合でも第三国でも開催する方向で議論されていた。
イ・スンファン共同代表は、「平和統一民族大会を準備していくため、今年中に南北海外それぞれ3人ずつからなる共同実務委員会を構成し、年初に共同実務委員会の会議を開催する予定だ。」と明らかにした。
また、「今回の実務接触では労働者、農民、青年学生、女性などが部門別協議を行い、交流事業について議論が行われたことが最大の成果だった。」と評価した。
南側から参席した「6.15共同宣言実践南側委員会 連席会議企画推進団」は、6.15南側委員会チョ・ソンウ常任代表をはじめ、イ・スンファン、ハン・チュンモク共同代表、6.15京幾本部イ・ジョンチョル常任代表、民主労総チョン・ヘギョン副委員長、韓国労総統一部クォン・ジェソク委員長、6.15女性本部チェ・ジンミ執行委員長、6.15青年学生本部ソン・ドンデ執行委員長など12名が参加した。
北側からは「朝鮮半島の平和と自主統一のための北南海外政党・団体・個別人士連席会議 北側準備委員会」のヤン・チョルシク副委員長をはじめ、6.15労働分科委カン・スンイル委員、6.15農民分科委ホ・イルリョン委員、青年同盟キム・ドンベク副部長、民族和解協議会女性部パク・ヨンヒ部長、朝鮮仏教徒連盟全国信徒会リ・ヒョンスク会長など7名が参加した。
海外からは「祖国半島の平和と自主統一のための南北海外政党・団体・個別人士連席会議 海外側準備委員会」の孫亨根副委員長をはじめ、チャ・サンボ委員、チョ・ソノ事務局長、在日本朝鮮民主女性同盟キム・ジェスン国際統一部長、在日韓国青年同盟イ・チュニル副委員長、在日本朝鮮青年同盟ペ・ジュンリョル副委員長など9名が参加した。
共同報道文(全文)
国内外で全民的な統一大会合に対する関心と期待が高まっている中、南側企画推進団、北側準備委員会、海外側準備委員会の実務接触が2016年11月30日から12月1日までの間、中国瀋陽で開催された。
実務接触では民族の総意を集めて国の平和と南北関係の改善、祖国統一の新たな局面転換を切り拓くために全民族的な統一大会合を必ず成功させることにした。
実務接触では全民族的な統一大会合の成功を願う国内外・各界各層の意思を十分に反映し、その名称を「祖国の平和と統一、南北関係発展のための全民族大会」(略称:平和統一民族大会)とすることにした。
実務接触では平和統一民族大会の準備のために南北海外共同実務委員会を構成することにし、具体的な実務的問題は継続協議、推進していくことにした。
2016年12月1日
中国瀋陽
出典:統一ニュース
原文:http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=118996
翻訳・編集:在日韓国青年同盟
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