12月9日、“国民主権実現 積弊清算 大田運動本部”と“平和ナビ 大田行動”が大田強制徴用労働者像前で記者会見を開き、いわゆる“文喜相案”が日本の安倍政権に屈服するものだとし、直ちに撤回するよう求めた。
趣旨発言で“大田民衆の力”イ・デシク常任代表は、「立法府の長である国会議長がとんでもなく的外れな法案を上程し、大田市民は怒り心頭している。市民の怒りの声を集めて、即時撤回を要求する記者会見を開催するに至った」と述べた。
続けてイ常任代表は、「文喜相国会議長は国民の声に耳を傾け、人道に反する罪を犯した日本が世界に向けて謝罪し、強制徴用で苦痛を受けた私たちの祖先に対する痛烈な反省と謝罪が先行しなければならない、ということを知るべきだ」と指摘した。
大田の市民社会団体からも糾弾発言が続いた。大田女性団体連合のチェ・ヨンミン常任代表は「『謝罪と法的賠償』はどこかに行き、また寄付金、自発的基金へと姿を変えるのか。被害者が望むものは法的責任による謝罪と賠償であり、寄付などではない」と糾弾の声をあげた。
キム・シニル牧師も発言し、「文喜相案は被害者を助けるふりをして、加害者に免罪符を与え被害者を二度殺す案であり、被害者の声に耳を傾け今すぐ撤回しなければならない」と声を高めた。
記者会見の様子
「被害者に恥をかかせるな」キャンドル集会開催を明らかに
この日、記者会見文が発表され「一体いつまで被害者に恥をかかせるのか?」と参加者たちは訴えた。記者会見文では「2015年12月28日、朴槿恵政権は日本軍慰安婦合意を妥結し、日本軍「慰安婦」被害者に恥をかかせた。それから4年が過ぎた今、今度は文喜相国会議長が強制徴用被害者に恥をかかせようとしている」と指摘。
「被害者が望むのは日本政府の真正な公式謝罪と、法的賠償である。日本帝国主義による戦争犯罪被害者は、はした金を受け取るためにこれまで十数年以上戦ってきたのではない」と強調した。
最後に「国会議長を担うのであれば当然国民の意見を受け止め、被害者のために日本と戦わなければならない。文喜相国会議長は国民を惑わせるその口を、今すぐ閉じられることを望む」と強く非難した。
また記者会見では12月10日から一週間、毎日昼休みの時間に屯山洞タイムワールドデパート交差点で集中キャンペーンを開催すると発表した。また12月18日の夕方に「文喜相案撤回と積弊清算検察改革、米防衛費分担金交渉中断を要求するキャンドル集会」も開催予定である。
一方、大田運動本部は大田地域の国会議員らに文喜相案の賛否を問う公開質問書を発送したが、返信要求期限までに7人すべてが未回答だと明らかにした。
元記事URL:http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=130698(統一ニュース)
こちらの記事でも文喜相案の問題点を指摘されています。
ハンギョレ新聞日本語版 12月11日付記事
ムン議長、最高裁判決の無力化との指摘にも韓日首脳会談前に法案発議急ぐ
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/35203.html
最新情報をお届けします
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。