大学生・市民社会・宗教界など各界各層が主催した『THAAD(高高度ミサイル防衛システム)韓国配備反対集会』が全国的に広がっている。政府のTHAAD配備決定発表の後、星州群民は10日間星州郡庁でキャンドル文化祭を続け、ソウル、大邱、大田などの都市でもTHAAD反対集会が開催されるなど、THAAD配備撤回を求める声が全国的に強まっている。
市民団体『THAAD配備市民行動』は23日午後、ソウルセヌリ党社前で記者会見を開き、「私たちは部外者などではなく、THAAD韓国配備に反対する当事者である。THAAD配備問題を巡るあらゆる歪みと、陰湿な攻撃で真実を隠蔽しようとする政府・与党に怒った市民が集まり抗議行動を行っている。」と声をあげた。
大学生による奇襲デモもあった。23日午後、学生80人余りが光化門交差点の道路を占拠しTHAAD配備反対デモを行った。大学生は、「THAAD配備が地域・階層を問わず、すべての国民の安全と生存を脅かす問題であることを知らせるために通りに出た。韓国の安全保障はTHAADという武器ではなく、南北が対話を通じて戦争の危険を消し去ることが最も根本的で確実な施策である。」と表明した。
ムン・ギョンシク韓国進歩連帯常任代表は、「朴槿恵大統領は国家安全保障会議で『THAAD無しで安全保障を守れる代案があるなら持って来い』と言っていた。歴代大統領が築いた6.15共同宣言、10.4宣言で私たちは平和的に国を守ることができるにも関わらず、これらすべてを否定し『THAADだけが安保』というのは、愚かの極みと言わざるを得ない。」と批判した。
22日午後、大邱でもTHAAD反対集会が開かれた。この日の集会には、大邱市民、星州から来た星州群民など300人余りが参加した。集会ではTHAAD配備撤回署名運動が行われ、星州郡民が直接作った青いリボンを配るキャンペーンも行われた。
大田市民も21日、拙速なTHAAD配備に反対する市民集会を開催した。集会では「THAAD配備は星州郡民の問題だけではない。最終的には南北の衝突、中国と対立の悪化など、すべての問題が朝鮮半島全体に影響を与える。」と訴え、政府にTHAAD配備撤回を促した。
出典:民衆の声
原文:http://www.vop.co.kr/A00001050379.html
翻訳・編集:在日韓国青年同盟
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