「1300回の水曜日は、日本軍性奴隷制被害者と多くの市民の、忍耐と情熱が生み出した連帯の記録であり、平和の歴史である。」
韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)は13日正午、ソウル日本大使館前で1300回目となる「日本軍性奴隷制問題解決のための定期水曜デモ」(以下、水曜デモ)を開催した。1300回目の水曜日を迎えたが、日本軍「慰安婦」問題は未だ現在進行形で、解決を求める参加市民700名の声は一様だった。
「真実は変わらない。韓国政府と日本政府は、日本軍慰安婦問題の解決に率先して取り組め。」
声明文では1300回目に至った水曜集会の意義について、「犯罪認定と公式謝罪、法的賠償などを通じて被害者の人権と名誉の回復を求める正義の叫び」とを改めて述べた。
しかし、「日本政府の厚顔無恥は簡単には変わらなかった。耳をふさいで真実を否定し、被害者を苦痛の底に追い込んだ。」とし、朴槿恵政権と安倍政権が2015年末に結んだ12.28合意について非難した。
また、12.28合意の再交渉、あるいは無効化を公約に掲げた文在寅政府に対しても、「発足四ヶ月が過ぎた今も、日本政府にいかなる措置もとっていない。」と叱責した。
併せて「崇高な歴史の主人公である私たちの名前で、日本軍性奴隷被害者が望む平和が来るその日まで、共にこの場を守り真の解放を作っていく。」と強調した。
▲パレードの様子
この日の水曜デモ参加者は日本大使館から青瓦台入り口に向かってパレードをした。学生の太鼓の音に合わせ、参加者は日本軍「慰安婦」問題の解決を叫んだ。
パレードの後、日本軍慰安婦被害者である吉元玉氏と金福童氏、そして挺対協尹美香共同代表、「戦争と女性の人権博物館」キムソンシル館長が青瓦台を訪問し、ウン・スミ女性家族秘書官と面会した。
面会では12.28合意の破棄と和解治癒財団の解散を求めたが、ウン・スミ秘書官は北朝鮮問題を取り上げ韓日関係の重要性を表明したという。青瓦台から出てきた金福童氏の顔には怒りが込められていた。
出典:統一ニュース9月13日付(http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=122127)
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