南北は去る7日午前から丸一日かけて板門店で赤十字実務接触を行い、10月20日~26日の日程で秋夕を契機にした離散家族再会行事を金剛山にて開催すると最終合意した。昨年2月の開催を最後に中断されたままの再会行事が、1年8ヶ月ぶりに再開される見通しとなる。
再会行事の規模については、南北それぞれ100人ずつにした。ただし体が不便な方に限り、1~2人の家族が同行できるとしている。
再会行事の準備として生死確認依頼書を9月15日に南北双方が送り合い、10月5日に報告書を、最終報告書を10月8日に交換しようと合意した。また、生死確認依頼対象者は南側250人、北側200人とした。
その他再会方式や先発隊派遣などの実務事項については慣例に基づいて行うが、必要に応じて板門店を通じて協議すると決めた。
また、今回の協議で南北は近日中に再度赤十字実務接触を開き、離散家族再会行事を継続する上での問題や、相互の関心事について協議することを合意した。
交渉過程で南北は今回の離散家族再会行事について、開催場所と規模についてはおおむね一致したが、時期については意見が食い違った。
特に南側は、北側が労働党創建70周年(10月10日)前後に長距離ロケットを発射する可能性を憂慮し、来月初め(10月10日以前)の開催を提案したのに対し、北側は労働党創建行事の準備を理由に来月10日以降の開催を主張したと報じられている。
意見の相違を見せた再会時期について、南側が北側の主張を受け入れた格好となる。
韓国政府はコメントを発表し、「南北双方で人道主義的問題を根本的に解決していこうという認識を共にした。」「離散家族再会行事が有意義なものに成るよう準備し、今後も赤十字実務接触を通じて離散家族問題が根本的に解決されるよう、継続的に努力していく。」と述べた。
出典:民衆の声(9月8日付け記事)
原文:http://www.vop.co.kr/A00000931472.html
翻訳・編集:在日韓国青年同盟
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