警察が放った放水銃の直撃を受けて昏睡状態となり、317日の闘病の末9月25日に息を引き取った白ナムギ先生を追慕する「国家暴力真相究明!殺人政権糾弾!白ナムギ先生追慕大会」が10月1日午後ソウル市大学路で開かれ、約3万人の労働者・市民が集結した。
チョン会長は追悼辞で、「11月14日、あなたが放水銃に撃たれたとき守ってあげられずに、また病床で助かることを哀願しながら何もできなかったことに、申し訳ない気持ちでいっぱいです。」「あなたが愛し、生涯をささげた祖国の統一、この地の民主化への願いを、今生きている私たち全員が必ず実現します。」と力強く述べ、 追悼辞を務めたカトリック農民会チョン・ヒョンチャン会長は、「白ナムギ同志よ!」と涙ながらに叫んだ後、「同志が去った9月25日、この地が泣き、空が泣き、農民、労働者、民衆が泣きました。」と故人を追悼した。
「あなたが去った日、私たちは皆涙を流す暇もなく、怒らなければなりませんでした。」 「私たちは警察が絶対にあなたの体に指一本触れないよう守り抜きます。」と検察と警察による強制解剖策動を糾弾した。
故人の次女白ミンジュファさんは遺族を代表して挨拶し、「死因の証拠となる動画が溢れているのに、一体どの子が父の遺体を再び手術台にのせたいと思うでしょうか。」 「私は私たちの父を二度三度殺させません。」と解剖に反対する意思を改めて明らかにした。
白氏は「法より上にあるのは、生命です。そんな常識も、概念すらない警察のせいで父を失いました。もう二度とこのような犠牲があってはならないという教訓を得たなら、良心ある警察は今日この大会の参加者を十分に保護して頂きたい。」と涙ながらに訴えた。
追悼大会を進行した金ジョンヨル全国女性農民会総連合事務総長は、「今日、朴槿恵大統領は北の核ミサイルよりも内部分裂がより恐ろしいと述べました。私たちは北の核ミサイルよりも、あなたがもっと恐ろしい。国民の安全と平和よりも自身の勢力と政治権力を確保するために反民主主義的、反民衆的、反人権倫理的行動もはばからない、あなたが恐ろしい。」と朴大統領を名指しで批判した。
続いて、「あなたが命をかけて守るとした国民の中に白ナムギ先生、300人以上のセウォル号遺家族は入らないのですか?なぜ二百万の農民と千万の労働者は、その中に入らないのですか?」と追及の手を緩めなかった。
チェ・ジョンジン民主労総委員長職務代行は、△現在全国114所にある焼香所を市・郡・洞を拠点に更に拡大すること △白ナムギ先生国家暴力の真相究明および責任者処罰のための特検署名運動への参加 △白ナムギ先生追悼募金への参加 △10月8日に全国都市で多発的に開かれる追悼集会への参加 △警察による遺体奪取や解剖強行を阻止するために、緊急要請時、ソウル大病院葬儀場への結集 などを「国民行動提案」で呼びかけた。 柳ギョングン4.16家族協議会執行委員長は、「白ナムギ先生が逝かれた後に追悼の涙を流すだけでは、私たちは皆放水銃によって、あるいはセウォル号に閉じ込められて死んでしまうでしょう。そうなった後には誰一人追悼する人がいなくなるでしょう。そうさせないためは、この世界を今すぐ変えなければなりません。」と述べた。
民主労組 チェ職務代行、全国農民会総連盟 金ヨンホ議長、全国女性農民会総連合 金スンエ会長、全国貧民連合 チョ・ドッキ議長、韓国進歩連帯 朴ソグン常任代表、天主教仁川教区社会司牧局長 朴ヨファン神父、市民社会団体連帯会議 金グムオク共同代表などが闘争決議文を朗読し、
「私が白ナムギだ。私たちが白ナムギだ。」 「まだこの世を去ることができない故人と共に、食ってくことが難しい、生活できない、戦争を恐れる、暴圧に息がひそめるしかない民衆と共に、爆発する国民の怒りを集めて総決起へと向かおう。」と、11月12日の民衆総決起への参加を呼びかけた。
参加者らはその後行進を行い、昨年11月に白ナムギ先生が警察の放水銃を受けて倒れたル・メイユールビルの前で追悼を捧げようとしたが、警察の強硬対応により阻止された。
出典:統一ニュース
原文:http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=118343
翻訳・編集:在日韓国青年同盟
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