「朴槿恵は下野しろ!」 韓国全土は怒りで埋め尽くされた!

全国で30万人が同時行動!
「朴槿恵は下野しろ!」収まらない世論!

 

11月5日、韓国全土で開かれた汎国民大会に延べ30万人が結集し、来たる12日の民衆総決起大会ではより大規模に集まるものと予想されている。

汎国民大会では「朴槿恵下野」のスローガンを強烈に掲げ、警察などの公権力さえ集会に手出しすることができず、主催者側では集会は成功裏に終えたと評価している。

 

ソウル光化門広場で開かれた「集まろう!怒ろう!#降りてこい朴槿恵 第2次汎国民行動」集会には20万人が参加、全国主要都市で開かれた汎国民大会にも10万人が結集するなど、この日「朴槿恵下野」を叫ぶためデモに参加した市民は延べ30万人に達した。

光化門の集会では主催者側は最大10万人と予想したが、その2倍の人が殺到したことになる。地域集会にも人が殺到し、大邱では3千人程度の参加を予想しプラカードを準備していたが、すぐ品切れ状態になった。この日の大邱集会には4千人が結集し、釜山、光州でもそれぞれ5千人が集会に参加した。

 

参加団体の内訳は「民衆総決起闘争本部」をはじめ、政党、労働市民社会団体、セウォル号惨事国民対策会議、白南基対策委、全国大学生時局会議などが大挙参加した。また団体に属していない高校生、家族単位での市民の自発的な参加も目立った。

 

大邱での汎国民大会の様子

大邱での汎国民大会の様子

 

この日全国各地で行われた汎国民大会は、朴槿恵政権発足後に行われた大規模都心集会の中では最大規模だった。

特にこの日の集会ではスローガンも鮮明だった。今まで複数の団体が参加する集会では異なる傾向を持つ団体すべてが同意できる水準のスローガンが採用されてきたが、今回は「朴槿恵大統領を拒否する」という政権発足以来最も強力なメッセージが明確に表れた。

強力なスローガンを掲げられる一方、集会は明るい雰囲気で進行された。巨大なデモ隊行進を見守っていた市民も歓声と拍手を送った。自動車もクラクションを鳴らし参加者を応援した。

 

当初、警察のデモ禁止通達により衝突が起きる可能性も取りだたされたが、裁判所のデモ禁止通達への取消決定によりデモ行進は無事行われた。警察も従来の「禁止」一辺倒の立場から一歩退き、デモを安全に確保する方向で結論を出したと伝えられている。すでに大統領支持率が憲政史上最低値を記録するなど、朴槿恵政府にNOを突き付けた世論を警察などの公権力が反映したと言える。

このように世論が「朴槿恵下野」の波を作り、今まで集会を主導してきた民衆陣営も勢いを得ることになった。市民の自発的な参加世論も急激に広がり、来たる12日の民衆総決起大会にはより多くの人が集まるという見方である。

 

参与連帯李テホ政策委員長はインタビューに、「5日の集会は成果的であったし、多くの方が集まる中平和的に明確な主張を発し、大多数の国民の意志を明らかにする場となった。」 「しかしまだ青瓦台は責任を回避する様子であり、それらに対する抗議の隊列が大きくなるだろう。」と予想した。

 

来たる12日に行われる民衆総決起大会は民衆総決起闘争本部を含む市民社会団体連帯会議、4.16連帯、白南基闘争本部、民主主義国民行動など1,553団体と個人で構成される「朴槿恵・崔順実国政壟断事態に際しての非常時局会議」の主催で行われるだけに、汎国民大会以上の団体・個人が参加すると予想される。

地域集会も参加者数がさらに増えるものと見られている。11日に時局大会を予定している大邱では、汎国民大会参加者の2倍を超える約1万人の参加を目標にしていると伝えられた。

民主労総では5日の汎国民大会を皮切りに、毎週水・土曜日に市民を中心に開催するキャンドル集会に積極動員しつつ、12日の民衆総決起には組合員の20%以上にあたる10万人以上をソウルに集結させる予定である。

 

【参考記事】
韓国・ソウルに20万人の光の波 朴槿恵大統領の退陣求め2回目のろうそくデモ(画像集)
http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/05/candle-rally-second_n_12814684.html?utm_hp_ref=japan-world
(ハフィントンポスト ジャパン様)

 

出典:民衆の声

原文:http://www.vop.co.kr/A00001085879.html

翻訳・編集:在日韓国青年同盟

 

 

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