10月28日、キャンドル集会一周年を記念しソウル光化門広場に6万人の市民が集まった。集まった人々は「キャンドルは続く!積弊清算しよう!社会大改革を実現しよう!」と叫び、新たに重要課題として「朝鮮半島の平和」も掲げられた。この日の集会は「朴槿恵政権退陣緊急国民行動 記録記念委員会」が主催した。同日、光化門だけでなく光州、全南、大邱、釜山、蔚山、慶南、大田などでもキャンドル一周年記念集会が開催された。
退陣行動記録記念委員会を代表して民主労総チェ・ジョンジン委員長代行、参与連帯チョン・ガンジャ共同代表、環境運動連合クォン・テソン代表者、韓国進歩連帯パク・ソグン代表らが、キャンドル集会一周年を振り返ってあいさつを行った。
「昨年10月29日、3万人の市民が集まって最初のキャンドル集会を始めた時も、あのような歴史的な成果をあげるとは夢にも思っていなかった。最初は怒りであふれていたが、23回を数えたキャンドル集会はとても平和的だった。」
「キャンドル民意は朴槿恵の退陣を要求した。これは特権と反則で民主主義を破壊してきた勢力の退陣を意味したが、とっくに退陣すべき自由韓国党(旧セヌリ党朴槿恵派)などは未だ居座り続け、積弊清算要求を政治報復だとわめき散らしている。あの時光化門で叫んだ社会大改革の声を、さらに高めてほしい。」
「朝鮮半島に恒久的な平和をもたらすことが、最も切迫した課題である。戦争の危機をあおり立てるトランプ大統領の訪韓を韓国国民は危惧している。文在寅政権は全面的な対北政策転換を実施し、直面している戦争危機を対話への機会にしなければいけない。」
などと述べ、キャンドルの力で分断から平和への転換を実現しようと呼びかけた。
比例民主主義連帯ハ・スンス共同代表と市民社会団体連帯会議イ・テホ共同委員長は、
「キャンドル民意が大統領弾劾を求めていた時、国会は躊躇し、国民に選ばれていない黄教安権限代行がセウォル号の7時間を隠ぺいし、THAAD配備を強行した。また国民の意思も、何人かの憲法裁判官の判断に任せられていた。」と述べ、制定権と弾劾訴追権を国民が直接行使できる、国民の声が反映される憲法改正が必要だと訴えた。
民主社会のための弁護士会チョ・スジン事務次長は、ブラックリスト作成指示や選挙に不正介入した「コメント部隊」設置指示、4大河川工事を強行した結果出た「緑藻ラテ」という不名誉なあだ名、公営企業の負債を380兆ウォンにまで積み重ねたことなど、李明博前大統領の失政・法律違反に言及し、そのたびに聴衆からは「李明博を逮捕しろ!」の喚声があがった。
全国女性農民会総連合キム・スネ会長と民主労組キム・ユクトン副委員長は、キャンドルの闘いをこれからも前進させようとし、11月18日に汝矣島で開かれる「積弊清算、社会大改革、朝鮮半島の平和のための汎国民大会」と、11月4日と7日に開かれるトランプ訪韓糾弾キャンドルへの参加を呼びかけた。
出典:統一ニュース 10月28日付
記事URL:http://www.tongilnews.com/news/articleView.html?idxno=122600
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