8.15平和行動、「米・日大使館人間の鎖」推進

ソウル広場で8.15汎国民大会、6.15南側委員会も「8.15民族統一大会」を開催

光復72周年を迎える8月15日午後、ソウル市庁前広場と米・日大使館などで各界市民が参加する「主権回復と韓半島平和実現のための8.15汎国民平和行動」（略称：8.15平和行動）が開催される。

16の地域と労働者・農民・小売業・女性・青年学生・政党など各部門で構成される「主権回復と韓半島平和実現8.15汎国民平和行動推進委員会」は3日、ソウル中区貞洞フランシスコ教育会館で記者会見を開き、来たる15日にソウル広場、米・日大使館、光化門広場一帯で「8.15汎国民大会」と行進、続けて「米・日大使館人間の鎖平和行動」を開催すると明らかにした。

ソウル広場で「主権回復と韓半島平和実現のための8.15汎国民大会」が午後3時30分から1時間行われ、午後4時30分から「雷の鳴音」と名付けた1,000台の太鼓を先頭に1万のキャンドルの傘とバンドが続く行進団が米・日大使館方向に行進し、午後6時から午後7時までの間2.5kmの縄を使って「米・日大使館人間の鎖平和行動」を行う予定である。

8.15汎国民平和行動のチラシ

8.15汎国民大会に先立って、午後2時から労働者・農民・小売業・青年学生・女性などの部門大会が行われ、午後1時から清渓広場で民衆連合党が事前大会を開催予定である。

関心が集められている米・日大使館への人間の鎖についてキムビョンギュ8.15平和行動状況室長は、「去る6月24日に初めての行った米大使館の人間の鎖への熱い反応があった。」　「今回も警察は米大使館の裏側の行進禁止、光化門広場方面に向かう世宗路の行進制限などの行政処分を下したが、私たちも今日の記者会見を終え次第、ソウル行政裁判所に行進禁止通告の取消訴訟と執行停止仮処分申請を提起する。一週間後には結果が出るだろう。」と説明した。

今年は6.15に続き8.15も民族共同行事とはならず、各地域の実情に合わせて推進する、としたことに伴い、6.15南側委員会（常任代表議長イ・チャンボク）は15日の昼12時からソウル市庁多目的ホールで「光復72周年記念、南北関係改善と韓半島平和のための8.15民族統一大会」を別途で開催することにした。

8.15平和行動推進委は記者会見文で韓半島の軍事的対立が日増しに大きくなっている状況に、「米国および韓国の新政府は、北朝鮮との関係正常化や平和体制構築などの政策転換の必要性を無視したまま、失敗した対北制裁、軍事圧迫一辺倒で進んでおり、北朝鮮はミサイルの試験発射を重ねてきている。」と、現在の朝鮮半島情勢が非常に緊張していると指摘した。

特に米国が世界最大の核兵器保有国として朝鮮半島に各種核兵器を動員し、世界最大の戦争演習を毎年実施しながら、自分の核の脅威を棚に上げて北朝鮮を一方的に非難するのは、朝鮮半島平和を実現するための現実的な解決策も、公正な解決もできないとし、韓米連合戦争演習（韓米軍事演習）を中止し、停戦体制を平和体制に転換する平和交渉を始めなければならないと主張した。

また、「キャンドル革命で誕生した文在寅政府が肝心の平和問題でキャンドル民心を無視し、米国に追従する姿を見せている。」　「朴槿恵積弊勢力の対北敵対、戦争扇動政策を直ちに廃棄しなければいけない」と要求した。

続いて「キャンドル民意は“国らしい国”　“国民主権と国の自主権が実現されている国”であり、屈辱的で好戦的な朴槿恵積弊勢力が念願した“対米追従”　“韓米日軍事同盟の国”では決してない。」　「サード稼働中断と配備撤回、韓米日覇権同盟のための屈辱的な韓日軍事協定と慰安婦合意の即刻破棄」を促した。