日本軍「慰安婦」がテーマの映画
韓国で2月ごろに公開されて動員数359万人を突破した映画「귀향(クィヒャン/鬼郷)」の上映会があったので参加しました。「귀향」は日本軍「慰安婦」被害者の方が心理療法を受けたときに描かれた絵をモチーフに、各証言等を基に撮られた映画で、主役の少女を演じられた方を筆頭に在日同胞が多く出演しています。
映画は日本軍「慰安婦」として連れて行かれた2人の少女を中心に1943年当時のシーンと、そこから生き延びた一人がハルモニ(=おばあさん)となった現代のシーンがシャーマニズムによって交錯しながら展開していきます。
当然ながら性暴力描写などがあり、「慰安婦」被害者の方の苦痛が生々しく伝わってきました。
上映後、監督と主演女優による舞台挨拶があり、それぞれ質問などに応じ撮影での苦労などを語っていました。
韓国国内からもテレビ局が来ており、インタビューなどもしていました。韓国国内ニュースでも取り上げられていたようです。
上映会に参加して
映画自体はテーマがテーマなだけあり非常に心痛くなるものでしたが、映像による迫力と強力な訴え、分かりやすさがありました。2015年末の韓日日本軍「慰安婦」合意は被害者当事者を無視したものであり、問題の解決は被害者ハルモニ達自身が納得できるもの、求めているものでなければならないと今回改めて強く思いました。
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