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- コリアン青年フォーラム2016開催主旨
戦後70年、日本ではヘイトスピーチなど差別・排外主義が急速に拡大しています。そして今夏には「戦争法案」とも呼ばれる安保法案の強行採決が行われました。差別・排外主義の拡がりと軌を一にするように、「戦争をする国」体制作りが推し進められているのです。
侵略戦争の責任を反故にするための歴史修正・歪曲、過去を美化することによってアジアへの再侵略策動を正当化する。差別と侵略は表裏一体と言われるように、その社会的な土壌となるのが差別・排外主義の蔓延です。
差別・排外主義の拡散と深化が私たち在日コリアンに及ぼす影響は計り知れません。ともすれば生きることすら脅かされない危険な状況、コリアンであることを表明することすら難しい現状が再生産され続けています。
私たち在日コリアン青年は日本の差別・排外主義の拡がりに直面して、どう立ち向かうべきでしょうか。
日本の右傾化、軍国化によって在日コリアンがさらなる同化と屈服を迫られ、日本国家への忠誠を誓わせられ、戦争と侵略に利用されようとしている現状で、いかに生きるべきか。
歴史の過渡期、暗黒期、激動期に青年は悩みます。そして、時代は青年に決断を迫ります。歴史の傍観者として漂って生きていくのか、歴史に正面から向き合い主体性を確立して生きていくのか。どのような未来を描き、実現させていくのか。
私たちは自ら考え、答えを出していきたい。侵略と差別の不条理に反対し、民族の誇りを持って生きるために。差別・排外主義を克服して、祖国と日本との互恵平等な真の友好親善関係を築くために。在日コリアン青年だからこそできることがあるはずです。
在日コリアン青年として今をどう生きるか。私たちがともに考え、実践することが何よりも求められている中で、今回の講演会を設定しました。
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