講師紹介
金昌五
韓統連・青年学生育成委員長
日本最大の在日コリアン密集地である大阪市生野区生まれ。青年期に在日韓国青年同盟に出会い、在日コリアンとしてどう生きるかを追求。歴史の激動期に活動をされてきました。以降も一貫して在日コリアン青年の民族主体性の確立、そして祖国統一のための活動に従事され、現在は在日コリアン青年・学生の育成について全国各地で講演を行うなど積極的に活動されています。
日本の右傾化、軍国化の流れと差別・排外主義の拡がりについての関係性を、在日コリアンの視点から捉えなおす。
ヘイトスピーチなど排外主義を克服するために、在日コリアン青年として何ができるのか、どう生きるのかを考える。
朝鮮半島の統一問題と日本の排外主義のつながり、アジアの平和実現に向けた展望を語る。
戦後70年、日本ではヘイトスピーチなど差別・排外主義が急速に拡大しています。そして今夏には「戦争法案」とも呼ばれる安保法案の強行採決が行われました。差別・排外主義の拡がりと軌を一にするように、「戦争をする国」体制作りが推し進められているのです。侵略戦争の責任を反故にするための歴史修正・歪曲、過去を美化することによってアジアへの再侵略策動を正当化する。差別と侵略は表裏一体と言われるように、その社会的な土壌となるのが差別・排外主義の蔓延です。
差別・排外主義の拡散と深化が私たち在日コリアンに及ぼす影響は計り知れません。ともすれば生きることすら脅かされない危険な状況、コリアンであることを表明することすら難しい現状が再生産され続けています。私たち在日コリアン青年は日本の差別・排外主義の拡がりに直面して、どう立ち向かうべきでしょうか。
日本の右傾化、軍国化によって在日コリアンがさらなる同化と屈服を迫られ、日本国家への忠誠を誓わせられ、戦争と侵略に利用されようとしている現状で、いかに生きるべきか。歴史の過渡期、暗黒期、激動期に青年は悩みます。そして、時代は青年に決断を迫ります。歴史の傍観者として漂って生きていくのか、歴史に正面から向き合い主体性を確立して生きていくのか。どのような未来を描き、実現させていくのか。私たちは自ら考え、答えを出していきたい。侵略と差別の不条理に反対し、民族の誇りを持って生きるために。差別・排外主義を克服して、祖国と日本との互恵平等な真の友好親善関係を築くために。在日コリアン青年だからこそできることがあるはずです。在日コリアン青年として今をどう生きるか。私たちがともに考え、実践することが何よりも求められている中で、今回の講演会を設定しました。
在日コリアン青年【朝鮮半島にルーツを持つ在日コリアン（国籍不問）】を対象にした「在日コリアン青年は今をどう生きるか」をテーマにした講演会及び在日コリアン青年による青年アピールなどを行います。在日コリアン青年ならどなたでも参加できます。プログラム全体の時間は約2時間を予定しています。
コリアン青年フォーラム2016 在日コリアン青年は今をどう生きるか
―ヘイトスピーチなど排外主義の拡がりに抗して―
開催日時：2016年1月23日（土）17時～
開催場所：大阪国際交流センター
入場：無料
主催：在日韓国青年同盟、在日韓国人学生協議会
主な内容：講演、青年ディスカッション、アピール等
01-開会挨拶（在日韓国青年同盟中央委員長）
02-講演会：「在日コリアン青年は今をどう生きるか」（講師：金昌五）
03-青年ディスカッション
04-冬期講習会紹介/アピール
05-閉会挨拶（在日韓国人学生協議会会長）
在日コリアン青年【朝鮮半島にルーツを持つ在日コリアン（国籍不問）】を対象にした「在日コリアン青年は今をどう生きるか」をテーマにした講演会及び在日コリアン青年による青年アピールなどを行います。在日コリアン青年ならどなたでも参加できます。プログラム全体の時間は約2時間を予定しています。
会場：大阪国際交流センター
〒543-0001大阪市天王寺区上本町8-2-6
（TEL:06-6772-6729）
谷町9丁目駅徒歩5分、近鉄上本町駅徒歩5分
日本最大の在日コリアン密集地である大阪市生野区生まれ。青年期に在日韓国青年同盟に出会い、在日コリアンとしてどう生きるかを追求。歴史の激動期に活動をされてきました。以降も一貫して在日コリアン青年の民族主体性の確立、そして祖国統一のための活動に従事され、現在は在日コリアン青年・学生の育成について全国各地で講演を行うなど積極的に活動されています。
青年フォーラムのオプション企画として、１月２４日に日本最大の在日コリアンの密集地、生野の町をフィールドワークします。生野は、古くは１５００年前から朝鮮と日本の交流があったとされる歴史の深い場所であり、当時は「猪甘津」「猪飼野」と呼ばれていました。日本最古の橋跡とされる「つるのはしあと」、日本と朝鮮からの「渡来人」の記録が残る「御幸森神社」など、当時の史跡が残されています。また、植民地時代に朝鮮人が多く居住するきっかけとなった「平野川」の護岸工事の跡や、いまでは珍しいコリアン密集地域の見学もできます。フィールドワーク終了後は、「生野コリアタウン」でのグルメやショッピングを楽しむこともできます。ぜひご参加ください。
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