前回の記事でお知らせした夏期講習会、韓青サマーキャンプに参加してきました!
韓青では普段のウリマル(韓国語)教室や青年セミナー(学習会)以外に、夏と冬に講習会を行っています。その夏バージョンがサマーキャンプです。今年もその季節がやってきたので、東京本部も愛知県知多半島に乗り込んできたというわけです。
今回は8月8日(土)〜9日(日)の開催。ですが東京本部はちょっと遠いので金曜日の夜発のバスで出発しました。渋滞に巻き込まれたり朝ごはんにデニーズ行ったりしていたのですが写真が無いので割愛。
全員集まったら土曜日の朝から開会式です。司会がサクサクと進めていきます。実行委員長の挨拶や、班の発表などがありました。講習会中は年齢・地域・性別バラバラで班を作り、班長や副班長の指導のもと過ごします。
夏といえば海!というわけで開会式もそこそこにいきなり海へ。東京の海に比べりゃかなり綺麗です(当たり前だ)。
海を見て野生を取り戻したのか準備体操もせずに一直線に海へ飛び込む人もいましたが、とりあえず浜辺レクリエーションで班の団結を作ろう!楽しもう!という感じでレクが始まります。レクは朝鮮半島統一の思いを砂浜でより上手く表現したほうが勝ちというものや、定番のスイカ割り、スイカ早食い対決など行いました。
その後、時間まで自由に海で遊びました。天気もいいし、気温も高くて気持ち良い海を満喫することができました。
遊び終わってお風呂入ってご飯食べたしもう十分なのでは?という感じですが、ここからまだまだプログラムは続きます。
とりあえずこれから企画が始まるぜ!という前に必ず行うノレ(노래=歌)指導が元気いっぱいにスタート。講習会の2日間で韓国の歌を一曲覚えましょうというわけです。
そして講習会というからには講演があります。その時々テーマは微妙に変わりますが、在日同胞や日本社会、朝鮮半島と関係のある話を講師がするという部分は同じです。今回は副委員長が自分の人生を省みながら「差別」についてお話しました。
そして晩御飯は高台からのオーシャンビューを楽しみながら肉や海の幸を焼いて食べるという、豪華コースです。講習会で食べたご飯の中でも高レベルの美味しさ。
その後、民族文化ワークショップを行いました。これはのちほど。
さて、色々一段落し、暗くなったところで夜のレクリエーションが始まります。一発目は新聞紙の上に二人が乗り、じゃんけんして負けたほうが紙を折りたたんでいくというもの。面積が狭まっていくので、乗れなくなった方が負けというシンプルなルールです。これ以外にも、箱に入ったものを触るだけで当てるゲームなど、参加者全員で笑いっぱなしで過ごしました。
で、夜最後のイベントといえば文化マダン!晩御飯後に行った民族文化ワークショップの発表や三重県本部のサムルノリ発表をやるため一同外へ。かなり暗くなっていますが月の光を頼りにそれぞれ発表していきました。
民族楽器は両面太鼓のチャンゴをメインに体験して、ワークショップ参加者でセッション、途中途中に入る台詞は韓青に参加したことある人なら分かるものだったので見ていた人も含めて全員で盛り上がることが出来ました。少ない練習時間でも、楽しく民族楽器に触れることができたんじゃないかなと思います。
また、三重県本部のサムルノリ発表も、民族楽器サークルでの成果が見れて楽しめました。
それからヨンドゥン(연등=燃燈)作りの発表。ブッダ誕生を記念して行う仏教行事で、韓国ではヨンドゥン祝祭と呼ばれ行われています。で、それを作っちゃおうというのをワークショップでやりました。作ってる時はなんじゃこりゃという感じでしたが、火をつけてみるとなかなか幻想的で、これならブッダも安心しておうち帰るべとなりそうな雰囲気です。
そして最後は花火で〆。夏を凝縮したような企画ばかりですが、もうここまでやれば文句無いだろうと。テンションが上がりすぎてギターを引きながら勝手に夏ソングを歌い出すなど、解放されすぎな文化マダンとなりました。
二日目は朝いきなり講演!このために駆けつけてくれた先輩が、在日同胞青年として解放70年の今年をどう生きるか、といった部分について講演をしてくれました。
戦後史を通して世界情勢や朝鮮半島を取り巻く状況を解説したのが前半分、そこから日本社会で私達在日韓国人が、朝鮮民族として堂々と生きていくためにはどうすればよいのか、「民族的に生きる」とはといったところを後半分でまとめてくださいました。
眠い目をこすりながらも(毎回こんなだな)、みんな真剣に聞き、班別討論も盛り上がりました。
最後閉会式をやって講習会自体は終了。終わったしバーベキューやるぜ!というわけでまたしてもバーベキューです。講習会期間中はお酒NGですが、閉会式後の交流会なのでOK!
非常に暑い中バーベキューでざっくばらんに交流していましたが、ここで最後の最後、未だあるのかという感じですが私達韓青が進めているアリランプロジェクトを展開しました。フラッシュモブのようなもので、ダンスとメッセージを発信しています。それをみんなでやろうというわけです。
軽く練習したあと動画撮影して終了しましたが、流石に暑すぎたようでヘトヘト。しかし映像を見返してみると気合の笑顔が見られるので楽しいと思います。そのうちアップされると思いますのでお楽しみに。
というわけで弾丸一泊二日の海と民族と仲間と人生と文化と青春のツアーが無事終わりました。東京からは少し遠かったですが、地域は違えど同じ韓青の仲間と色々な話もできてとても良い夏期講習会になったと思います。
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