【東京】10.4宣言10周年記念行事に参加しました!
10.4宣言発表10周年の2017年
2007年10月4日、韓国の盧武鉉(노무현/ノ・ムヒョン)大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正日(김정일/キム・ジョンイル)国防委員長がピョンヤンで首脳会談を行い発表されたのが「남북관계 발전과 평화번영을 위한 선언(南北関係発展と平和繁栄に向けた宣言)」で、10.4宣言とも呼ばれます。ここで6.15南北共同宣言の精神をもとに、南北の和解と交流、平和と統一に向けて南北で実践していく内容が盛り込まれ、6.15共同宣言の時よりさらに南北関係を前進させていこうと確認しました。全文はこちら。
それから10年経った今年、どうなったかというと、それ以降2代続いた韓国保守政権は6.15宣言と10.4宣言を反故にし、対北強行政策を続けていました。それも長くは続かず、朴槿恵政権は途中でキャンドル民衆によって倒れました。その後、民主政権が出帆しましたが、現在も対北制裁の輪に加わり、朝鮮半島では戦争危機が続いています。
こんな時だからこそ、10.4宣言10周年の今年、祖国の平和と統一を力強く求めていく必要があるというわけです。長々と書きましたが、基本的に10.4宣言の約束ごとをきちんとやっていれば10周年はお祝いのお酒が飲める楽しいイベントとなっていたはずなので、より一層保守政権の積弊精算をきちんと求めなければ、とも思います。
というわけで、10月7日(土)に東京都内で10.4宣言発表10周年記念行事を6.15青年学生協議会主催で行い、韓青東京も参加しましたので以下報告です。
10.4宣言10周年記念集会と6.15南側委青年学生本部の訪問
まず中央本部に集合し、10.4宣言10周年記念青年学生集会を行いました。今日の行事の意義や、現在の情勢なども踏まえながら、全員が一言ずつ意気込みを話しました。
また、今回は韓国から6.15南側委青年学生本部代表団が参加するということで、その前に韓青事務所を訪問。8.15故国訪問団が今年8月14〜16日にかけて韓国で光復節の行事に参加しましたが、その成果が今回の南側代表団参加実現となりました。韓青代表団メンバーは8月以来、約2ヶ月ぶりの再会となりました。思ったよりも早く会えた感じです
自己紹介等しつつ、簡単に交流しました。
10.4宣言発表10周年記念 祖国の平和と統一のための青年学生フットサル大会
続いて「10.4宣言発表10周年記念 祖国の平和と統一のための青年学生フットサル大会」の会場へと移動。今回行事の名前がいちいち長いですが、”10.4宣言発表10周年記念 祖国の平和と統一のための青年学生”までは大体一緒なので安心してほしい。そのあとにフットサルがつこうが何がつこうが関係ない。祖国は統一する。
フットサル大会では韓国からきた代表団も参加し、スポーツを通して交流できる企画です。他は6.15青年学生協議会の各団体という感じで、韓青チームも参加。ちなみにフットサルは韓国語で풋살(プッサル)。
5人VS5人の7分フルタイムというルールで行います。水色のTシャツで揃ってるのが韓青チーム。こう並ぶとそれっぽいな。
そんなこんなでキックオフ。勝ったり負けたりですが、楽しく交流しました。大体2点くらい入れたり入れられたりという感じで、7分フルタイムにしてはめっちゃ点入ってるなという印象です。
試合が終わればこの通り、握手でお互い讃え合い絆が芽生えます。この一瞬のために7分間走り回ったというものです。
10.4宣言発表10周年記念 祖国の平和と統一のための青年学生キャンドルパレード
その後、第2部として「10.4宣言発表10周年記念 祖国の平和と統一のための青年学生キャンドルパレード」が新宿で行われました。キャンドルパレード出発前に新宿・アルタ前で集会を行い、6.15委員会日本地域代表挨拶のほか、6.15青年学生協議会、そして韓国からきた6.15南側委青年学生本部からも挨拶があり、決議文を採択しキャンドルパレードへ。
キャンドルパレードでは「米国は対北政策を転換し平和協定を締結しろ!」を横断幕にかかげ、「米国は朝鮮半島から出て行け!」「核侵略戦争演習をやめろ!」「制裁と対決をやめ、対話と協商を!」「トランプの前代未聞の妄言を糾弾する!」等をキャンドルを持ちながら大きく訴えました。
最前列では韓青含む6.15青年学生協議会から民族楽器隊が打楽器を鳴らして新宿の人々の注意をひきつけました。
東京の真ん中で緊張する朝鮮半島情勢の中、対決路線をやめ、対話への転換を求める在日同胞青年学生の声を広げることができました。
全団体で交流会
約1時間ほど新宿駅の周りをキャンドルパレードしたあと、交流会を行いました。ここでは6.15青年学生協議会の各団体、韓国6.15青年学生本部がそれぞれ挨拶を行いました。写真は韓青で挨拶後、ノレ(歌)を歌っているところ。
ここで6.15共同宣言の精神の下、祖国の統一を目指す各団体が集い、祖国の平和と統一に向けて一歩一歩進めていくことを決意しました。これからの時代を第2の6.15時代とすべく、活動していこうという意志に満ちた場所となりました。
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