私たち韓青では今年も在日コリアン青年の冬の祭典、全国冬期講習会を開催します。
今年の開催地はなんと長崎県!世界文化遺産登録の過程でも歴史問題が提起された「軍艦島」の歴史フィールドワークをメイン企画として行います。
問い合わせは、フリーダイヤル0120-734-101に直接電話か、お問い合わせフォーム(http://hanchung.org/forum_inquiry)まで。
過去と出会い、未来と向き合う-「軍艦島」に隠された過去とは
「軍艦島」-長崎港から約23kmの位置にあり、軍艦のような形をしているこの島は、正式には「端島」とよばれる小さな島です。昨年「世界遺産」に登録され、また、近年の「廃墟ブーム」も手伝い、大きく注目を浴びました。
島全体が炭鉱で、海のあちこちに数百メートルの坑道を作った海底炭鉱である「軍艦島」は、日本の近代化に大きく貢献したと言われています。しかし、その裏では、日本にかつて植民地支配され、強制的に徴用された朝鮮人たちの悲しい歴史が隠されているのです。
強制動員された朝鮮人たちにとって、この「軍艦島」は最も恐ろしい作業場でした。陸地から孤立されたこの島で、強制連行者たちは想像を超える劣悪な労働環境の中で、残酷な暴力をふるわれながら死闘の日々を送りました。そのため彼らは軍艦島を「地獄島」と呼びました。
世界遺産に隠された、凄惨な過去-今回の軍艦島周遊ツアーでは、植民地支配によって生み出された在日1世の末裔である、私たち在日コリアン青年が、隠された「軍艦島」の「闇」を解き明かすことによって、1生たちの「恨」を少しでも昇華するとともに、「軍艦島」で起こった悲劇を二度と繰り返さないために、真実の歴史を世界に発信し、平和と共生のメッセージを訴える機会にしていきたいと思います。
軍艦島フィールドワーク以外も盛り沢山!在日コリアン青年同士で出会える!学べる!感じられる!
在日韓国青年同盟(略称:韓青=はんちょん)は「東京」「神奈川」「愛知」「三重」「京都」「大阪」「兵庫」「広島」と全国に本部があり、コリアンユースフェスティバル2016ではそこに集う在日コリアンの青年達が集まります。普段なかなか出会えない在日コリアン青年同士が出会い、ディスカッションやゲームを楽しむ企画でもありますので、同胞の友達が欲しい!在日に生まれて悩みがあるが相談できないといった同胞青年大歓迎!地域に韓青の本部が無い、一人で参加するのは不安だ、という人も同胞同士、すぐに仲良くなれます!
在日韓国人としてどう生きればいいんだろう?といった疑問や悩みを、在日同胞を取り巻く状況や歴史も踏まえながら話を聞くことができる講演会を用意しています。話を聞くだけではなく、グループごとに分かれて様々な意見を交換できるグループディスカッションも用意しています。普段考えていることや、こう生きてきたけど・・・というなかなか話す機会が無い話ができる貴重な場所ですので、ぜひご参加ください!
在日同胞青年のほとんどが日本学校へ通う中、なかなか触れることの出来ない朝鮮半島の民族文化を体験・体感できます!2日目夜に予定されている韓青文化マダン(マダン=広場)では、チュム(舞踊)やノレ(歌)、チャンゴをはじめとした民族楽器の発表があり体の奥底から自分の民族文化を感じることができます。さらに民族ワークショップでは実際に民族楽器に触れたり、ウリマル(=私達の言葉)、韓国語で簡単な会話を学べます。日本で普通に生活していると分からない「自分の民族」を見つけることができます!
スケジュールと内容
軍艦島周遊クルーズを始めとしたフィールドワーク、在日コリアン青年に向けた講演及びグループディスカッション、民族文化のワークショップ及び民族文化発表(民族文化マダン)など、充実した2泊3日となっています。
3月4日昼 | 全国から集合、開会式 |
3月4日午後 | 軍艦島フィールドワーク、歴史講演、グループディスカッション |
3月5日午前 | 在日コリアン青年に向けた講演、グループディスカッション |
3月5日午後 | 民族文化ワークショップ 朝鮮半島の民族楽器体験/ウリマル(韓国語)ワークショップ |
3月5日夜 | 韓青文化マダン(民族文化発表) |
3月6日午前 | 閉幕式、解散 |
開催概要
開催日時:2016年3月4日(金)~ 6日(日) 開催場所:長崎県・国立諫早青少年自然の家 参加費:一般29,800円/学生25,800円 主催:在日韓国青年同盟 内容:「軍艦島」フィールドワーク、講演、同胞青年ディスカッション、民族文化体験 等 |
問い合わせは、フリーダイヤル0120-734-101に直接電話か、お問い合わせフォーム(http://hanchung.org/forum_inquiry)まで。
たくさんの在日コリアン青年の参加をお待ちしております。
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