日本では、中高の歴史教科書は「作る会」のものなど、歴史修正主義的な教科書が問題となっています。植民地統治は朝鮮にとって良いことであった、日本軍「慰安婦」は自発的なものであった、といった内容のもので、当然受け入れられるものではありません。
ただ、それでも「検定制度」の中での話であり、様々な教科書から教育機関がどれを使用するか選択できる状況です。(それでも「作る会」のものは在日韓国人として許容できませんが)
私達の祖国韓国では、今年11月、国家が定めた歴史教科書1種類のみを認める「国定教科書」での歴史教育が2017年以降始まることを朴槿恵政権が決めました。ここでの歴史教科書はいわば過去の植民地支配を肯定したり、軍事独裁政権である朴正煕時代を美化するような内容となっています。「教科書自体が問題であること」「それのみを認めるという国定制度」の2点がそれぞれ問題となっています。
私達在日韓国人が植民地時代の生き証人であるということで、それを正当化・美化するようなものは到底受け入れられません。さらに、韓国国内でも学生中心に反対の声が上がっているということもあり、韓青としても同様に声をあげよう!というわけで宣伝活動を行いました。
前置きが長くなりましたが、東京のコリアタウンといえる新大久保でその問題点を書いたパネルを用意して宣伝を行いました。問題点を知ってもらおう!というわけで日本語、ハングルの2つを展示し、あとは生の声をメガホン通して届けました。
と、ここでちょっと変わった形で宣伝・声をあげようというわけで、写真版Twitterとも言われるInstagram(インスタグラム)風のフレームを作成、私は국정화교과서 반대!(国定か教科書反対!)していますという主張が目で見てわかりやすいようにしてみました。
やってみると「なにやってるんだろう」という感じで興味を持ってくれる方も多く、効果は大きかったかなと思います。
それから、パネルと同内容のチラシも同じく配りました。インスタグラム風フレームで興味を持ってくれた方が気になってもらってくれるような感じでした。
そんな感じで終了し、サムギョプサルを食べて解散しました。せっかく新大久保まで来たしね。
というわけで、この問題に関して宣伝を行いました。教科書、教育関係の変化は後々、じわりじわりと出てくる問題だと思いますので、反対の意思表示をすぐできたのは良かったです。それから国外の同胞もそう思っているぞというアピールにもなったと思います。
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