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【東京】コリアン青年フォーラム2016に参加しました!
1月23日に大阪国際交流センターで「コリアン青年フォーラム2016 在日コリアン青年として今をどう生きるか―ヘイトスピーチ・排外主義の拡がりに抗して―」が開催されました。ヘイトスピーチに代表される差別排外主義が日本社会で拡大している中、在日コリアン青年として今をどう生きるかというテーマで講演会が行われました。
大阪での開催ということですが、韓青東京は適度にフットワークが軽いのでさっくり行ってきました!
まず大阪に行かなきゃ話にならないので、ここは民間人が最も早いスピードで移動できる装置、飛行機で空を越えて東京から大阪へ。流行りのLCCで行くのですが、成田空港からなので乗ってる時間より待ち時間・移動時間の方が圧倒的に長かったです。そもそも東京じゃなくて千葉だし。
関西空港からバスで1時間ほど移動して大阪国際交流センターに到着。出発前日くらいからニュースで大寒波!大雪!と煽りまくってたのですが、謎の力が働いたのか天候に恵まれて予定通り移動できました。
荷物を置いたあと、ここまで大阪に来た感じが全くしないのでたこ焼きを食べに外へ。ちょうど見つけたのでおやつも兼ねて食べました。でもよく見たら明石焼き(兵庫名物)のお店だったのでそちらも購入。
たこ焼きも食べたし、コンディションはオールグリーンな中、コリアン青年フォーラム2016が始まりました。韓青委員長が開会挨拶を行ってプログラムが開始します。
メインは金昌五(キムチャンオ)韓統連・青年学生委員長による「在日コリアン青年として今をどう生きるか―ヘイトスピーチ・排外主義の拡がりに抗して―」をテーマにした講演です。これを聞きに来た、というわけで会場にいる全員がしっかりと聞いていました。
①古代朝鮮と日本②日本による植民地支配と在日朝鮮人③清算されない過去、とお話されたあと、ヘイトスピーチ・差別排外主義がどうして今出てきたのか、と続きました。その後④歴史的存在としての自己に向き合うこと⑤祖国とともに民族とともに同胞とともに、とどう生きるかについて触れられていきました。
という感じで、日本による朝鮮植民地支配、在日コリアンの歴史や韓国と日本の関係などにも言及しながら、テーマ全体をまとめられていました。豊富な資料も用意され非常に勉強になったと思います。
その後活発な質疑応答を挟んで休憩後、第2幕へ。
続いて各地域から代表が出て共通の議題に対して意見するという青年ディスカッションが行われました。
議題は①「在日コリアンに対する憎悪表現・ヘイトスピーチについてどう思いますか?」②「これから在日コリアンとして、どう生きたいと思いますか?」、そしてそれを踏まえて代表者同士で意見したり、今回感じたこと等を話す③ディスカッションの3点。関東地域からも代表が出て話され、理路整然とバシっと言ってくれたと思います。
その後、3月4日(金)〜6日(日)の間に行われる「コリアンユースフェスティバル2016(第52回韓青全国冬期講習会)」の紹介がありました。世界遺産にも登録されたあの軍艦島にフィールドワークしにいくという心躍る企画が発表されました。在日コリアンとして、軍艦島の植民地支配・強制連行の「私達の歴史」側面を見ていきます。詳しくは特設サイトを御覧ください。
という中でいきなりコリアンユースフェスティバル2016でもやる予定のアリランプロジェクトが始まり会場を盛り上げました。完全にフラッシュモブだ。
全てのプログラムが終わり、学生協会長が閉会挨拶をして閉会となりました。白熱したおかげで予定よりも長くなりましたが、充実した時間を過ごせました。
話を聞いたからには話したい、そんな欲求に応える「在日コリアン青年大交流会」が続いて開催。同胞が集まるのだから韓国料理でしょう、ということで韓国料理屋で楽しく交流しながら飲み、食べました。全員は無理でしたが一言ずつ思いの丈をぶつけたりしました。
とはいえお店が開いてる時間じゃ全然足りねーよ、というわけでその後も別の場所で話し続け、ついに朝方4時を超えようやく泊まる場所へ。一部はここからさらに・・・と話は尽きませんでした。もはや何の話をしたのかも分からないような状態でそのまま布団に直行してシャットダウン。
翌日(というか4時間後くらい)は大阪の在日コリアン密集地域にせっかくきたので、歩きながら学ぶフィールドワークを行いました。
百済系神社といえばココ!という御幸森天神宮では、百済からの渡来人の歴史が残されており、皆でそれを探したりしました。雪の予報でしたが快晴でフィールドワークもスムーズだったものの・・・猛烈な寒さで大変でした。
また、平野川(昔は百済川と呼ばれていた)にかかっていたつるのはし跡を見たり、実際平野川を見たり、朝鮮学校やコリアタウン(朝鮮市場)でおでんを食べたりとフィールドワークが続きました。また、生野になぜ同胞が多いのかという歴史も学びました。
最後は鶴橋駅まで国際市場(闇市跡)の商店街を歩きました。ハングル表記の看板は勿論、右も左も韓服屋さんとかもう韓国といっていいのではというようなところを堪能しました。
最後に冷えきった体を温めるスンドゥブをこれまた韓国料理屋で食べて解散。
その後、飛行機に乗った瞬間にゲリラ豪雨ならぬゲリラ豪雪にあって1時間遅延したりしながら東京へ戻りました。48時間中40時間くらい起きてたので昨日のことなのにもはや成田空港が懐かしいというおかしい状況に。空港からも全員無事帰宅して今回の青年フォーラムは終了しました。
1泊2日の間、移動も含めてハードスケジュールでしたが在日コリアンとして今をどう生きるかという講演を聞けて、それを受けてさらに同胞青年同士で話すことができて、刺激的な週末になりました。生き方に関する話ができる機会はそうそう無いのでとても良かったと思います。
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