【東京】スノーフェスティバル2017に行ってきました!
3日間の民族空間、スノーフェスティバル2017
毎年韓青では夏と冬に講習会、キャンプを開催しています。在日コリアンの青年が集まって、遊び、学び、語らう2泊3日となっています。
今年は3月10日(金)〜3月12日(日)にかけて長野県志賀高原で第53回韓青全国冬期講習会【スノーフェスティバル2017】が開催されました。当然韓青東京も行ってきましたのでどんなものだったか紹介。
写真が多いので頑張ってスクロールしてください。頼む。
出発は前日の夜から
はい、でましたいつもの深夜バスです。10日から始まりますが10日朝からよーいドンでスタートするため前日から出発しておくやつです。地獄の4列バスですが、今回は席と席の間が広くて楽でした。深夜バスに詳しくなってくると「これはリラックスタイプだな」などと言うようになります。
さて、出発3分前まで全員揃わないというそういうドキドキは要らねえみたいになりながらも無事出発。
いよいよ開始!1日目、開会式
キャンプの3日間、ことあるごとに全員に歌を歌う企画が用意されています。日本の歌はよく知ってるけど、韓国/朝鮮半島に伝わる皆が知ってる歌を教わる機会がないのが在日同胞です。なのでここで皆で覚えようという企画です。今回は우리 민족끼리 힘을 합쳐2です。2て。ノレ(歌)指導担当が親切丁寧手取り足取り教えてくれました。
開会式が始まっていよいよスタートです。最初は三重県四日市市でBIGBANGを歌う司会の映像から始まります。楽しい。
主催者挨拶などを終えて、班長紹介です。キャンプ期間中は年齢・性別・地域バラバラにグループを作り、そのグループで行動します。そのリーダーが班長です。どんな人が班長なのか、ここで分かるという感じです。身長や体重も筒抜けです。
開会式が終わった後、班ごとに分かれて自己紹介などをしてましたが、ここでこの日昼前に朴槿恵弾劾の可否が発表されるということで、急遽ネット中継をみんなで見ることに。結果、弾劾決定し大統領罷免ということになりみんなテンションが爆上がりしました。ここまで続いていた/続けていたキャンドルデモの結実と言える結果になりました。今度こそ民主的・統一志向の大統領を誕生させよう。
また、自己紹介が終わったあとで班の結束と班長の強さを図るゲームを行いました。スカウターとかあると秒でわかりますが、そんなもんないのでこういうのが必要。お題について最小と最大を想像してもらい、各々引いた数字に当てはまるものを発表、班長が1〜10の順になるように並び替えるというものです。写真は数字が綺麗にそろったので喜んでる図です。
せっかく来たしやっぱり雪山へ!
次はいよいよゲレンデです。ここでレクリエーションをやりました。青いバケツに雪を投げ入れて一番たくさん入っていた班が優勝するという非常にシンプルなゲームです。とにかくめちゃくちゃ投げ入れます。
そして司会が重さをはかる。このためにわざわざ体重計持ってきてたのか。2kgくらい入ると勝利って感じでした。
その後は自由時間なのでスキー・スノーボードを楽しみました。初めての人もきちんと教えてもらえます。
初めての人も結構いたけどみんなバシバシ滑っていて楽しそうでした。今回はリフト券が参加特典であったので初めてでもどんどん登って滑っていたので上達が早い。
遊んだ後はしっかり学習
で、そんなこんなで夜になるんですが、ここから講演企画です。講習会という名前ですからちゃんとお勉強の時間があるわけです。
キャンプでは班に分かれますが、その班は大まかに初めて参加する人がいるグループ(A)と、たくさんキャンプに参加したことがある人のグループ(B)となっていて、AとBで別の講演になりました。
Aの方はなんで在日同胞っているんだろう?という疑問に答えるべくどストレートな「在日同胞渡航史」をやりました。日本の植民地支配という歴史の結果生まれた存在であり、その当時の色々なものが今を生きる私たち在日同胞を縛っているので、その辺もう一度考えてみましょうという話でした。
Bグループは韓青のプロが仕事の流儀を教えるという講演でした。韓青で活動するってどんなことなの?というような話から、某番組のパロディ形式で行いました。
講演を聞いたあと、班ごとにディスカッションをします。感想のほか、私はこう思って生きてきました、というような話まで、様々な話題を話します。みんな真剣です。
まだまだ続くぞ、室内レクリエーション
さて、もういい加減寝ろよという話なんですが、まだまだ続きます。永遠かよ。
勉強したあとは遊び!というわけで今度は室内レクリエーションです。走って紙に書いてある筋トレを行った後モノマネしたり歌を歌ったりするという完全に筋トレなんで入れたしってなるパターンのゲームです。ピコ太郎のモノマネとかトレンドに乗ったお題なのでみんな知ってるってなります。
次はビールケースの上に班員全員で乗って耐えきるゲームです。ここでまさかの耐久系勝負です。もう腕とか痛いだろ。
で、やる。1班は瞬殺で終わったのですが、それ以外は同じくらい続いていました。
そして崩れる。崩れても楽しそう。
と、ここでようやく1日目が終了します。長いね。
民族文化体験から始まる2日目
2日目は朝からいきなり民族文化体験です。朝鮮半島の民族文化に触れる機会は普通に生きているとあまりないのでせっかくなので同胞同士思いっきり楽しもう!という企画です。
選択制で、ひとつはチョゴリ(韓服、民族衣装)の試着&撮影です。ほぼ女性。みんな好きなのを選びます。
簡易スタジオも作ったのでそこで撮影会。参考になりそうなポーズ集も用意して参考にしながら決めていきます。で、それをバシャバシャ撮る。「かわいい」を2億回くらい聞いた気がします。着たことある人ない人いますが、参加者はみんなノリノリでした。
一方はテコンドー体験です。こちらは現役バリバリの方が指導してくれるという本格的なもの。ほぼ道場体験に近い感じのガチさ。写真だけ見ると皆半袖だし部活かな?みたいな感じですが外は問答無用で雪です。
個人指導もバキバキ入っていきます。テコンドー体験も非常に評判が良かったです。
どちらもやろうと思うとなかなか出来ませんし、これが祖国、自らのルーツの文化なのか!と体感できたのは韓青のキャンプだからこそではないでしょうか。
その後、食べなければ死ぬのでお昼ごはんを食べます。
Bグループの班長がいくらなんでもがっつきすぎだろというスタイルで食べていたのでマジかよってなりました。牛丼屋のCMかよ。
と、思って横見たらみんな同じスタイルで食べててウケます。
その後、自由時間なのでそれぞれスキー・スノーボードをやったりカフェに行ったり部屋でくつろいだりと各々自由な時間を過ごしました。
3日間のメインイベント、韓青文化マダン!
そして夜はメインイベントともいえる韓青文化マダンがあります。各地域から準備してきた民族文化発表を行うというものです。各地域の発表を全部紹介するのはだるいしここは韓青東京のブログなので東京のだけ紹介します。あとは各本部のブログを見てください。
東京本部は練習記事にもあった通りチャンゴ(両面太鼓)だけで演奏を行うソルチャンゴを出しました。ちゃんと衣装も来て本番に臨みました。みんなしっかり叩けていたと思います。
ほか、民族文化体験の一つテコンドー体験の発表がありました。未経験者が1時間ほど体験し終わるとコンクリートブロックを蹴り壊すことができるようになっており、精神の時の部屋か?となります。
それから各班ごとに寸劇発表なんかもありました。班のディスカッションで話した内容を寸劇で表現。討論と寸劇ってめっちゃ遠いんですが気合で体現します。どの班も面白かった。
最後は民族楽器、歌、踊りが合わさり民族のバーストストリームが炸裂。皆立ち上がって歌って踊って盛り上がりました。これが楽しい。
2日目はこんな感じでヘトヘトになりながら終了。で、ここからが本番と言わんばかりにみんな夜遅くまで、というか朝まで遊んだり話したりしていました。
3日目も講演があるぞ、最後まで勉強だ
寝ようが寝まいが情け容赦なく朝は来るので最終日が来ます。最終日は中央委員長による情勢講演がありました。そもそも情勢とは?というところから始まり、大統領罷免後の未来、そのために大統領選挙で統一志向の大統領を選ぼう!民族の大きなイベントを成功させよう!という話をされました。
質疑応答も活発に繰り広げられ、みんな寝てないのにすごいなとなりました。
閉会式では参加者の感想をもらったりしながら、最後は輪になって歌を歌って終わりました。名残惜しいですが、これで解散、各地域に帰っていきました。
スノーフェスティバル2017を終えて
というわけで今年もキャンプが終わりました。初めて参加した人、何度も来てる人それぞれなにか得られたのではないでしょうか。笑顔が絶えない民族空間が在日同胞にとって大事な場所であるということを改めて感じました。
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