在日韓国青年同盟(韓青)は、祖国の完全なる統一・独立、民主主義の発展と実践、世界の平和、在日同胞の権益擁護の実現に向けて、闘争・変革・発展の50年を刻んできた。それはまさに、自主・民主・統一運動の先鋒隊として愛国の歩みであった。
この半世紀は、在日同胞が差別と抑圧のなかにあっても、民族的に生きることを主体的にかちとってきた時代だった。それは、韓青運動の発展によって、在日同胞青年のすべての苦しみが、外勢の支配と干渉、分断という祖国、民族の根本矛盾に結びついていることを解き明かした過程でもあった。韓青の愛国運動は、民族的に生きるための闘い」であり、「民族の自主権を実現する闘い」である。
現在の愛国と売国を分かつ境界線は、6・15共同宣言によってひかれている。愛国とは6・15の固守履行であり、売国とは6・15に反対する民族対決策動だ。全民族の真の解放である祖国の自主統一という民族的課題は、統一の里程標である6・15共同宣言実践という課題に集約されている。
われわれは先輩らが守り発展させてきた韓青の誇り高き愛国伝統を継承し、「韓青50年宣言」を次のように明らかにする。
1.韓青は、自主・民主・統一の大道を行く。
韓青の現代的な愛国運動は、韓国に6・15共同宣言を支持、履行する自主的民主政府を創出することである。われわれは、「全体民族の解放なくしては在日同胞青年の真の解放はなしえない」との真理のもと、外勢の覇権主義に反対し、反民主的な国家保安法体制による支配と抑圧に立ち向かい、6・15共同宣言の実践を通じて祖国の自主的平和統一を成し遂げる。
1.韓青は、朝鮮半島と日本を正しくつなぐ。
われわれは、民族の発展に積極的に参加しながら、祖国と在日同胞を正しくつなぐ架け橋となる。また、未来へ向けて朝鮮半島と日本の不幸な過去史を清算し、祖国と日本との互恵平等な友好親善関係を築く平和の担い手となることで、在日同胞の民族的な生を保障する社会を建設していく。
1.韓青は、在日同胞とともに歩む。
われわれは、在日同胞の歴史と伝統と文化を継承し、多様化している在日同胞青年の要求にこたえながら、民族的主体性を確立する青年学校、民族マダンとして、これからの在日同胞社会を担い、発展させる人材を多数輩出する。
1.韓青は、平和のために世界の青年と連なる。
われわれは、冷戦後の米国の覇権主義による一極支配が揺らぎ、自主を求める人びとの闘いによって世界が大きく変動しているいま、侵略と戦争に反対する世界の青年学生と連帯して、真正な世界平和を実現していく。
2010年12月5日
在日韓国青年同盟
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