【2013.05.12〜19 米国は平和協定締結のための対話に応じろ!】
光州民衆抗争33周年 在日韓国人地域集会 共同決議文
【5月12日、19日にかけて関東・中部・関西にて開催された「光州民衆抗争33周年 在日韓国人地域集会」で
共同決議文が採択されました。全文を紹介します】
光州民衆抗争から33年目の5月を迎えた。青史に輝く抗争をふり返るたびに、われわれが看過してはならないのは韓国軍の統帥権をもつ在韓米軍の司令官が市民の抗争を「鎮圧」するため
韓国正規軍の光州市への投入に承認を与えたという重大な事実である。米国の干渉がなければ光州抗争は全国に拡大して勝利したのみならず、それは統一へと発展していたであろう。光州抗争
によって民族の自主権を侵害する米国の正体が暴露され、これが反米自主化闘争の発火点となった。緊迫した朝鮮半島の情勢を打開し平和と自主統一を争取せんとする、われわれはもう一度、
光州抗争の教訓を胸に刻まなければならない。
人工衛星発射に対する国連安全保障理事会の制裁決議に端を発した緊迫した情勢は未だに続いている。米国が北朝鮮を圧殺しようとしていることは3月から2ヶ月間にわたって行われた大規模な
韓米合同軍事演習を見ても明らかだ。演習にはB52戦略爆撃機、B2ステルス戦略爆撃機、F22ステルス戦闘機、原子力潜水艦などの核攻撃が可能な最新兵器がすべて投入された。米国は朝鮮
半島で核戦争を引き起こせることをあえて見せ付け北朝鮮を威嚇した。米国の露骨な敵視政策に対して北朝鮮は「米国との全面対決戦」「停戦協定の無効化」など不退転の対決姿勢を強めている。
朝鮮半島問題の根本は停戦協定締結以来60年間、米国が在韓米軍を撤収しないまま対北敵視政策を続けてきたことにある。朝鮮半島は長期間にわたって平和でもない戦争でもない準戦時状態に
置かれてきたが、このことによる南北双方の消耗と負担は計り知れない。朝鮮半島の不安定で危険な状況に終止符を打ち、恒久的な平和を実現するためには平和協定を締結しなければならない。
誰の目にも無為無策の「戦略的忍耐」は破綻した。オバマ政権は対北敵視政策を撤回して早急に平和協定締結のために北朝鮮との対話に乗りだすべきである。また朴槿恵政権は李明博前政権の失敗した
対北敵視政策ときっぱりと決別し、6・15共同宣言と10・4宣言の履行のための南北対話を開始しなければならない。
韓国では反戦平和運動、平和協定締結促進運動が活性化し、また、それに呼応した国際連帯運動も大きな広がりを見せはじめている。あわせて6・15共同宣言と10・4宣言の履行を求める声も
高まっている。当面しては停戦協定締結の60年目にあたる7月27日が運動の頂点になるだろう。われわれは主体的にこれに合流し、その流れをいっそう力強いものにするために全力を尽くさなければならない。
光州民衆抗争の崇高な闘争精神を継承するわれわれは、平和協定締結を必ず勝ち取るだろう。
以下、決議する。
1. オバマ政権は対北敵視政策を撤回して、朝米対話に応じろ!
1. 反戦平和、平和協定締結促進運動を全力で推進しよう!
1. 6・15共同宣言と10・4宣言の履行の声をよりいっそう高めよう!
1. 光州民衆抗争の闘争精神を継承し、反米自主化運動を強化しよう!
2013年5月12日/19日
米国は平和協定締結のための対話に応じろ! 光州民衆抗争33周年在日韓国人地域集会 参加者一同
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