【2011.05.15 光州民衆抗争31周年記念 在日韓国人地域集会】
在日韓国人地域集会 共同決議文
5月15日、関東・中部・関西にて開催された「光州民衆抗争31周年記念 在日韓国人地域集会」で共同決議文
が採択されました。全文を紹介します。
きょう、私たちは光州民衆抗争31周年を記念してこの場に集まった。光州民衆抗争は歴代軍事独裁政権の
背後に米国が存在することを満天下に暴露し、祖国の地から外勢・米国を追い出し民族の自主権を確立する
反外勢民族自主の道を指し示した歴史的な闘いである。しかし、この課題はいまだ達成できていない。光州民衆
抗争精神をしっかりと継承し、闘争の手を緩めず、自主・民主・統一を実現していかなければならない。
祖国をめぐる現在の情勢は、対話と協議を通じて懸案を解決し朝鮮半島の平和を実現しようとする本格的な対話
局面へと進みつつある。4月11日、中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表は北の金桂寛第一外務次官との会談後、
「まず南北6者協議代表会談、次に朝米会談、さらに6者協議の再開」の3段階方案を示した。また訪朝を
終えて28日にソウル入りしたカーター元米大統領は、金正日総書記から「李明博大統領といつでもどこでも
会い、いかなる問題も協議する用意がある。6者協議参加国とも前提条件なしに対話する意向だ」との
メッセージを伝えられたと明らかにした。しかし、韓国政府は天安号沈没事件と延坪島砲撃事件に対する北の謝罪
を依然として対話の前提条件としており、残念ながら対話局面移行への障害をつくりだしている。
このように平和と統一に逆行し、加えて民主と民生を破壊する李政権とハンナラ党の悪政と失政に対する国民の
怒りと不満は、いまや頂点に達している。4・27再補欠選挙でハンナラ党は国民の審判を受けて惨敗し、選挙
連合と候補一本化で臨んだ野党陣営は勝利し、なかでも民主労働党は国会議員を獲得する壮挙までなし遂げ躍進
した。李政権とハンナラ党が受けた衝撃は計り知れない。
私たちは、反保守大連合を構築して2012年政治決戦で進歩的政権交代を実現することを目標としている。
4・27再補欠選挙の結果は、情勢がその方向へと発展する可能性をはっきりと示した。この可能性を確実な
ものにするためには、多くの在日同胞が国政選挙に参与するよう選挙広報を大々的に繰り広げ、在日同胞社会で
反保守大連合を確固として構築していかなければならない。こうした内外の闘いが結実すれば、2012年政治
決戦で必ず勝利できるだろう。
光州民衆抗争精神を再度胸に刻み、勝利への希望と確信を持ち、さらに前進することを誓いながら、
次のとおり決議する。
一.光州民衆抗争精神を継承し、自主・民主・統一を実現しよう。
一.対決に反対して対話を促進し、朝鮮半島の平和を実現しよう。
一.選挙広報活動を大々的に展開し、2012年政治決戦勝利の基盤を固めよう。
2011年5月15日
光州民衆抗争31周年記念―朝鮮半島の平和を実現しよう! 2012年政治決戦に勝利しよう!在日韓国人地域集会
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